乙女の港

たまには川端康成なんぞを。っても舞台はミッションスクール・上級生と下級生の間に姉妹の如き関係が成立していて……なんつーかマリ見て?少女向け作品らしく空気も割と似ているし、まだ最初のほうしか読んでませんがなかなかに楽しそうです。このようなものが昭和12年に既に生まれていたということがショック。山本夏彦翁は戦後出来たものは大抵戦前からあったとか書いていた気がしますがマリ見てまであったのはある意味素晴らしい。当時リアルでこれを読んでいた少女たちの映像がなんとなく見えてきそうで面白いのです。